はじめに
こんにちわ、程景(のりかげ)です。
コミュニケーション能力向上のために知っておきたいこと-第一回
で「コミュニケーションとは」について
書きました。
今回は第二回「コミュニケーションの始まり」という事で、
コミュニケーションを始める前に、
相手を知る必要性と知っておくべきことについて書きます。
まずコミュニケーションが上手な人は、
どういうことに意識しているのでしょうか。
それは、
相手の頭の中をのぞきながら話をするという事です。
しかし、
もともと違う視点をもつ他人の頭をのぞき、
ギャップを埋めていくことは大変難しい事です。
そのギャップを埋める第一歩が「相手を知ること」に
なるのです。
相手を知ることで、
相手が求める物は何かと考え、
それを踏まえながら話すことで、
スムーズなコミュニケーションが実現されます。
では、相手の何を知れば良いのでしょうか。
それは以下の点になります。
1.相手の求める成果
2.相手の知識と経験
3.相手の理解度や興味関心
ひとつずつ見ていきましょう。
1.相手の求める成果
相手が求める成果を理解し、
それにそった伝え方をすることで、
質の良いコミュニケーションが実現されます。
コミュニケーションの際、
相手が求める成果は違います。
例えば、
・情報を提供してほしい
・自分の考えに影響を与えてほしい
・意志決定をして行動につなげたい
などなど。
こうした相手の求める成果を知ることで、
最適なコミュニケーションを行うことが出来ます。
仮に情報提供であれば「説明」、
考えに影響を与えるならば「主張」、
意志決定ならば「提案」という形で伝えましょう。
ここでもう一つ踏み込んで知っておきたいことがあります。
それは「相手のニーズ(不満)」を知ることです。
「説明」や「主張」ならば明確な回答があるかもしれませんが、
「提案」をする際に、
何を提案すれば良いかを判断しなくてはなりません。
たとえ求める成果が分からなくても、
何かしら不満を感じているものです。
その不満を解消し、
満足に変えていくことを「提案」すれば良いのです。
2.相手の知識と経験
簡単に言ってしまうと、
相手がわからない言葉で伝えても相手には当然伝わりません。
例えば、相手がITの専門的な知識がない人で、
クラウドコンピューティングについて知らないのに、
クラウドコンピューティング化について話しても無理なものでしょう。
相手が一体どういった経験や知識を有しているかを把握し、
例えばASP(Apprication Service Provider)について知っているのであれば、
「ASPを複数のユーザーでリソースを共有する」と伝えれば、
イメージが沸くかもしれません。
こういったように、
相手に伝わりやすい言葉を選ぶためには、
知識や経験を理解しようとすることは大変重要になります。
3.相手の理解度や興味関心
1と2で相手のニーズや成果を知ることが重要と述べましたが、
伝える際に相手の理解度や興味関心を無視してしまうと、
思うように情報は伝達できません。
相手に伝える際は、
質問を相手に投げかけながら、
相手の興味関心や理解度のレベルに合わせて情報を送り出しましょう。
まとめ
ここまでコミュニケーションの基本について話してきましたが、
いかがでしたでしょうか。
簡単にまとめると、
コミュニケーションとは「意思疎通、関係構築のための手段で、
まず相手を知ることが大事である。」
という事になります。
第三回は「コミュニケーションに欠かせない論理性」で、
ビジネスにおけるロジカルコミュニケーションについて
話したいと思います。
次回もお楽しみに。