ミニアプリ(iウィジェットと同義)の開発を進めるにあたりまして、概要について少し勉強していきましょう。
そもそもミニアプリとはWindowsでいうところのガジェット的な存在です。
ですので、小さなアプリを複数起動することに利点があります。
もちろん複数起動するので、その分端末に負荷がかかりますので、一つのミニアプリに対する容量等の制限を設けています。
ミニアプリの制限
・アプリケーションサイズはフルアプリより小さい
・利用できる機能やAPIが制限される
・画面が小さい
・WidgetView上で同時に複数実行されるため、CPUリソース、メモリの割当等に制限がある
iアプリコンテンツ開発ガイド for Star-1.x 〜 詳細編 〜 第2.00版より抜粋
では上記の制限を具体的に説明するとこのようになります。
・JARファイルは50KB以下、スクラッチパッドは200KB以下。
・メモリ管理・高レベルUI・動画再生・イメージ処理等が利用できない
詳しくはiアプリコンテンツ開発ガイド for Star-1.x 〜 詳細編 〜 第2.00版「付録A」を参照してください
・ミニアプリは全画面表示はできず、以下の固定サイズから選択する
横 440dots × 縦 80dots
横 320dots × 縦 240dots
横 240dots × 縦 320dots
横 160dots × 縦 160dots
結構制限が多いですね。
ミニアプリの利用方法
ミニアプリはWidgetViewで起動します。
表示状態には3パターンあります。
・一覧表示状態
起動中のミニアプリを複数表示させます。
※各ミニアプリは動作が遅くなります
・個別表示状態
一つのミニアプリのみが表示されている状態です。
同一Jarファイル内のフルアプリと連動起動することも可能です。
・ランチャー表示状態
ミニアプリのアイコン一覧が画面に表示されます
以上、ミニアプリの概要でした。
ミニアプリは制限が多いですし、使いどころが難しそうですね。
端末に負荷を与えない、とても軽くて気軽でちょっと便利なアプリが好まれそうです。(難しいですが)
ですので、WebAPIを利用するのみのアプリとか、フルアプリのサポート的なものがマッチしそうです。