デコメールの作り方・その注意点
今回も、前回に続いてPCからインターネット経由でデコメール対応機種へHTMLメールを送信する方法について説明します。
前回はHTMLメールを作成する際のフォーマットについて説明しましたが、今回は作成の際の注意点について説明します。
フォーマットに従う
最低限HTML・TEXT両パートを含めたHTMLメールを作成する必要があります。どちらか片方しか記述されていないなど、フォーマットに従っていないHTMLメールを送信すると、受信した携帯電話側で正しく表示されないことがあります。
正しいHTMLで記述する
デコメール対応機種で正しく表示できるHTMLで記述する必要があります。その際使えるタグは一般には以下のようなものになります。
- blink
- body
- div
- font
- head
- hr
- html
- img
- marquee
- meta
キャリアによって微妙に使用が異なるので、注意する必要があります。
サイズに気をつける
送信できるHTMLメールのサイズは、受信する機種が対応しているデコメールのバージョンによって異なります。
ドコモの場合、Version 1.0、2.0対応機種については、TEXTパート、HTMLパート、およびインライン画像を含む添付ファイルのサイズの合計が10,000バイトまでとなります。
Version 3.0以降対応機種についてはTEXTパート、HTMLパートのサイズの合計が10,000バイトまで、インライン画像(FLASHファイルを含む)が90Kバイトまでとなります(添付ファイルはインライン画像とは別に2Mバイトまでです)。
AUに関しては、10Kバイト対応端末の場合、TEXTパート、HTMLパート、およびインライン添付ファイルの合計が10Kバイトまで、100Kバイト対応端末の場合、TEXTパート、HTMLパートのサイズの合計が10,000バイトまで、インライン添付ファイルの合計が100Kバイトまでとなります(添付ファイルはインライン画像とあわせて500Kバイトまで、また500Kバイト/1ファイルの制限があります)。
以上、今回はPCでデコメールを作成する際の注意点について説明しました。次回からはHTMLメール本文の記述、およびツールを用いてのPHPからのデコメールの送信について説明したいと思います。
参考URI
デコメール@
http://www.nttdocomo.co.jp/service/imode/make/content/deco_mail/
デコレーションメール
http://www.au.kddi.com/ezfactory/tec/spec/decorations/index.html