Ubuntuで開発環境を作ってみよう【第6回】 – PostgreSQLのインストールとその他もろもろ

By uchida - 09/12/08 - このエントリをはてなブックマークに追加このエントリをYahoo!ブックマークに追加このエントリをdel.icio.usに追加このエントリをFC2ブックマークに追加

前回のMySQLに続きましてPostgreSQLをインストールしてみましょう。
前回同様、勉強の参考になりそうな記事を合わせてご紹介します。

PostgreSQLをインストール

インストール&設定の際はrootになって設定してください。

$apt-get install postgresql

これでインストール完了です。
 
次にpostgresというLinuxユーザーが自動で作成されているので、これにパスワードを設定します。

$passwd postgres

 
ここで設定したPostgreSQLのパスワードを利用して、posgresユーザーになり、template1に接続しPostgreSQLのpostgresユーザーのパスワードを設定します。
(ちょっと表現が難しいかもしれませんね)

$su  - postgres
$psql template1
template1=# alter user postgres with password ‘パスワード’;

 

PHPで利用するには

PostgreSQLをPHPから利用するにはモジュールをインストールする必要があります。こちらもパッケージが用意されていますので、とても簡単です。

$apt-get install php5-pgsql

 

ユーザー作成からデータベース作成まで

• PostgreSQLユーザーを新規作成

$su - postgres
$createuser -AdPE ユーザー名
Enter password for new role:
Enter it againt:
Shall the new role be allowed to create more new roles? (y/n) n
$exit

 
• データベースを新規作成

$su - postgres
$createdb -O ユーザー名 データベース名
$exit

-Oオプションはデータベースを管理するユーザーを指定します。ここでは先ほど作ったPostgreSQLユーザーを指します。
 
• 接続テスト

$psql -U ユーザー名 データベース名

-Uオプションは接続ユーザーを指します。
もし、Linuxユーザー名とPostgreSQLユーザー名が同じであれば、psqlのみでコマンド実行すると、ユーザー名、データベース名にLinuxユーザー名が入ります。
 

参考になるエントリまとめ

PostgreSQL日本語ドキュメント
勉強を始めたい人はまずはマニュアルから読んでおきましょう。
 
ホーム — Let’s Postgres
公式サイトです。こちらで比較的ライトな記事が更新されておりますので、私は読み物として定期的に拝見しています。
 
PostgreSQL:チューニング勘所 – Y-110’s Wiki
PostgreSQLのチューニングに関する良記事です。データベースを利用する上では避けては通れない箇所ですので、是非。
 
空気を読まずにPostgreSQLのを高速化する10のポイント – 象と戯れ – postgresqlグループ
こちらもチューニング関する記事で、高速化する為のポイントになる箇所をピックアップされています。
 
[PostgreSQLウォッチ]第2回 相次いでリリースされたGUI管理ツールを解説する – オープンソース:ITpro
PostgreSQLの管理ツールです。特にphpPgAdminは簡単にデータベースを触ることが出来るのでオススメです。負担に思った事はありませんが、やはりMySQLにくらべると少ないですね。
 
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統計情報の使い方のサンプルです。これらの情報を元に日々のパフォーマンスをはかる事ができます。
 
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簡単にスロークエリを探すことが出来るツールです。