モバイルSEO目線でPCサイトと携帯サイトの違いをまとめる

By nakamura - 09/10/14 - このエントリをはてなブックマークに追加このエントリをYahoo!ブックマークに追加このエントリをdel.icio.usに追加このエントリをFC2ブックマークに追加

モバイルSEO目線で見るPCサイトと携帯サイトのまとめ 
 
今回は、今更ですが質問されることも多い、SEO目線でのPCサイトと携帯サイトの違いについて纏めたいと思います。
 
1.公式サイト・一般サイトの区別
2.キャリア/端末の識別
3.IPアドレスによるアクセス制限
4.ケータイ特有の記述言語と構造の違い
5.ケータイ検索エンジンの仕様
 
 
 

1.公式サイト・一般サイトの区別

こちらはご存知のとおり、PCにはこんな区別はありません。
モバイルならではのもので、キャリアの公式サイトとそれ以外というわけ方があります。
また、以前書きましたが、公式サイトの場合のクローラーの動きには若干の制限があります。
 
例えばドメインがselva-i.co.jp/i/の場合。
・ドメイン名がselva-i.co.jpである必要があります。外部リンクはクロールしてもらえません。
・ウェブページが/i/ディレクトリより下位のディレクトリ格納されている必要があります。起点URLより上のディレクトリはクロールされません。
・selva-i.co.jp/m/からリンクをたどって下ることができる必要があります。こちらはPCでも同様ですが、リンクで直接たどれるもの以外はクロールされません。
 
 

2.キャリア/端末の識別

携帯は端末によって機能が異なったり、表示できる内容が異なったりします。
これはPCにはない、携帯ならではのものです。
これは、検索エンジンのクローラーが、端末を偽装してアクセスしてきた場合に問題が発生する場合があります。
サイトでユーザーエージェントを見て振り分けを行っている場合、例えばFLASHのサイトで、FLASHが表示できない端末には、「対応していません」等のエラーを表示させるだけという対応をしていた場合、クローラーがその端末の振りをしてアクセスしてきたときに、「このサイトは何もコンテンツがない」と判断してしまいます。
そのため、クローラーがアクセスしてきた場合には、通常通りリンクを辿って全てのページを巡回できるものを見せてあげるのが理想です。
クローラーについてはIPアドレスで判断するのも一つの方法だといえるでしょう。
 
 

3.IPアドレスによるアクセス制限

こちらについても先ほどと若干話がかぶるのですが、携帯サイトの中にはIPアドレスで判断して振り分けているものもあります。
携帯キャリアのIPアドレスのみを許可していれば、当然クローラーはアクセスできません。
その場合も同様に「このサイトは何も表示されない」と判断されてしまいますので、クローラーのIPも許可してやる必要があります。 
 
 

4.ケータイ特有の記述言語と構造の違い

携帯サイトを作るうえで、XHTML Basic、XHTML Mobile Profile、WML、cHTML、hdml等の言語があります。
上記の言語の中には、クローラーが読み込めない言語もあるので、XHTMLを利用するほうが望ましいです。
また、携帯特有のマーキータグやtelタグなどもあります。
携帯サイトとしてクローラーに認識させるために、そういった特有のタグを使用するのも良いでしょう。
 
 

5.ケータイ検索エンジンの仕様

携帯の検索エンジンについては、あまりクロールの頻度が高くありません。
週一、サイトによっては月一程度となる場合もあります。
また、弊社のクライアントの順位を見ていると、Googleは毎月8日に何かしら更新を行っているようです。
クロールされないことによっての問題点として、掲載していたページを削除した場合等に、検索結果に表示されてもすでに削除済みでエラーが表示されることも考えられます。
こういったことを避けるために、ページを削除するのではなく、過去の記事として残しておくほうが良い場合もあると思われます。
 
 
(参考:Web担当者Forum)
 
 
 
 
 
 
 
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