前回は有償ASPサービスを選択するかどうか、という点について考察しました。
→参照:「ケータイFlashの有償サービスを使うという選択肢を考えてみる」
今回は有償ASPを使うメリットとデメリットについて考えてみます。
※以下の内容はサイトから得られた情報のみで記述しています。
実際の状況については実際に体験版や資料請求・お問い合わせにてご確認下さい。
有償ASPを使うメリット
・自作する場合に比べて比較的高速・信頼性が高い
サービスによってはFlash変換専用サーバーを用意していたり、C言語などの高速スクリプトで変換処理が行われているケースがあります。
また、既に多くのサイトで利用されていればその分、信頼性も高いと考えることができます。
・管理画面から更新する仕組みが使える
サービスによってはフォームから文章と画像を追加するだけで更新できる管理画面が用意されている場合があります。
Flashで実際の動作イメージが確認できるものもあります。
・各種バージョン・端末に対応できる
FlashLiteの各バージョンや各キャリアに対応できたり、最新の端末にもすぐ対応できたりします。
Flashに対応していない場合も代わりにHTMLのページが用意されています。
※対応状況はサービスによります。
・Flashや素材があらかじめ揃っている
表示するFlashテンプレや素材を選んで更新するだけ、というお手軽さがあります。
※Flashテンプレや素材が用意されていないケースもあります。
・リリースまでの時間が短縮できる
申し込んでからすぐに使えるサービスや
資料請求から数日でようやく使用できるサービスなど色々ありますが、
サイト公開までの期間は開発するよりは速いです。
※納品や使用開始までの期間はサービスによって異なります。
有償ASPを使うデメリット
・導入・運用コストが必要・比較的高価
初期費用や月額費用が必要になりますし、年間契約が必要な場合もあります。
また、サービスによっては使用するページ数によっても追加で費用がかかってきます。
※低コストなサービスもありますので実際に比べてみることをおすすめします。
・要望によってはやりたいことが実現できない場合がある
決まったパターンのFlashテンプレしか使えなかったり、細かい注文には対応できなかったりするケースがあります。
また、既存サイトのシステムとの連動も容易ではありません。
※カスタマイズを受け付けているサービスもあります。
・動的生成処理自体に手を加えたい場合
有償ASPの場合はあくまでASPですので改造などは難しいと考えられます。
その場合はカスタマイズ依頼を検討するか、自ら開発してしまいましょう。
まとめ
以上のように考察してみましたが、
最終的にやることがFlashの動的生成だという点においてはあまり変わらないと思いますので、
ケースバイケースで有償ASPを検討してみるのも選択肢としてアリではないでしょうか?
次回は実際の有償ASPサービスを紹介します。
参考URL
ケータイサイトでFlashLiteコンテンツを動的生成する(その1)
http://tmty.jp/2009/04/16/generate_flash_lite_on_server/