これまでケータイFlashを動的生成する方法について書いてきましたが、
場合によっては有償のASPサービスを使った方がよいかも知れません。
Flash生成の有償ASPサービスはここ数年の間にたくさん出てきています。
今回はそういった選択肢について考えてみます。
※以下の内容はサイトから得られた情報のみで記述しています。
実際の状況については実際に体験版や資料請求・お問い合わせにてご確認下さい。
有償ASPを使った方が良いケース
以下のいずれかに該当する場合は検討する価値があるかと思います。
・自社開発するよりも安く導入できる
個人の場合は別ですが、ケータイFlashの動的生成システムを開発しようとするとそれなりにコストがかかってきます。
極端な話、1サイトだけ一時的に導入したい、という場合は有償ASPの方がコストパフォーマンスが高いかと思います。
・求めている要件にぴったり当てはまる
クライアントのイメージにぴったりマッチしたものがあれば無理して開発する必要はないでしょう。
ただし、後になって要望が増えてくると対応できないケースや料金が上乗せになったりするケースがありますので注意が必要です。
・動的なFlashサイトを作りたくて予算もあるけどFlashやシステムのことはよく分からない
技術的に対応できない場合はその道のプロに任せるのが妥当な判断です。
・サービスのリリースまでの時間がない
有償ASPには申し込みからサイト公開までスピーディに進められるサービスもいくつかあります。
・動的生成する方法はわかってきたけど作れる技術・人材がいない
開発する場合はサーバー・ウェブシステム・Flashデザイン・ActionScriptの全ての知識が必要になります。
足りない部分を外注するか、有償ASPを使った方が
・必要な機材が揃っていない
Flashのオーサリングツールや公開用のサーバー、確認用に携帯の実機も要りますね。
・自社開発ではスペック的に対応できない
Flashの動的生成はアクセス毎に生成するとサーバーに負荷をかけますし、
動的生成したものを保存しておく場合はサーバーの容量が必要になります。
また、root権限がないサーバーでは必要なものがインストールできないかもしれません。
アクセスの多いサイトであればFlashの変換に特化したサーバーを使った方が安心できます。
自社で開発した方が良いケース
以下のいずれかに該当する場合は開発してしまいましょう。
・ある程度のスキルがあり、個人で運営している場合
初期費用や月額費用がかかりますのでコスト的な面でおすすめできません。
開発することでスキルアップにもつながります。
・要望が有償ASPでは対応できない
要望やコストの面で有償ASPでは対応できない件もあります。
その場合はお断りするか自社で開発するか、ということになります。
・自社のサービスとして展開したい場合
自社で開発した方が自由度が高く、アイデア次第で好みの仕様にすることができます。
有償ASPとしてサービス展開してもよいでしょう。
・既に公開しているサイトとの連動が難しい場合
既にシステム化したサイトがある場合、データの連携やログインなどの問題で連動させるのが難しい場合があります。
そのようなデータの連動についても柔軟にカスタマイズ対応しているサービスもありますが、その場合は追加コストがかかるケースが多いです。
備考
ケースによっては自社開発したものと有償ASPを併用してもよいかもしれません。
次回は有償ASPを使うメリット・デメリットについて。
参考URL
ケータイサイトでFlashLiteコンテンツを動的生成する(その1)
http://tmty.jp/2009/04/16/generate_flash_lite_on_server/