最近postgreSQL関連の投稿ばかりの内田です。
今回もその延長でpostgreSQLを活用した監視ツールのご紹介です。
zabbixとは
zabbixとは統合監視ソフトウェアの一つです。これ以外で有名なものでnagiosなどがあります。nagiosとの大きな違いは、監視した値をデータベースに格納することです。また、監視をするための設定も基本はデータベースに格納されるため、Webページ上から様々な設定をすることができるので、管理するのが簡単です。
監視対象はPINGによるサービス監視、zabbixエージェントをインストールしたマシンの監視、snmpに対応した機器やマシンの監視があります。
インストール
監視するマシンにはzabbixサーバーとモニタリングするためのfrontend-phpを。
監視対象となるマシンにはzabbixエージェントをインストールします。
既にインストールに関するtipsは充実してきていますので、そのtipsの紹介とハマりそうな箇所を紹介します。
■本家
http://www.zabbix.com/
v1.4は日本語版のマニュアルがありますので、ここから初めても良いかと。
■zabbix-jp
http://www.zabbix.jp/
zabbix関連のトピックスをまとめておられるサイト。
■ThinkIT
http://www.thinkit.co.jp/free/article/0611/19/1/
zabbixの利用方法を結構なボリュームで紹介されています。既に過去の記事ですので、利用するプログラムのバージョンには気をつけましょう。
私がzabbixを利用しているマシンはubuntuです。また、パッケージからのインストールで簡単に導入することが出来ました。
監視する側のマシンに以下をインストール
apt-get install zabbix-server-pgsql apt-get install zabbix-frontend-php
監視される側のマシンに以下をインストール
apt-get install zabbix-agent
これでhttp://host名/zabbix/からログイン画面にいく事ができます。
初期ではID:Admin PW:zabbixでログインできます。
※もし変な設定をしてしまった場合は、postgresのzabbixデータベースを直接覗いて確認することも出来ます。
しかしパッケージからのインストールはとても簡単なのですが、そのままでは利用出来ない場合があります。たいていはサーバーの設定ミスが原因だと思われます。デバッグレベルを変更して詳細をログに記載して、設定ミスを探しましょう。そのデバッグレベルを変更するには、zabbix_server.confのDebugLevelで行います。その後zabbix-serverを更新すると適用されます。ログは初期設定で/var/log/zabbix-server/zabbix_server.logに出力されます。
使ってみた感想
DBへの更新があるので、処理スピードがどうかと思ったのですが、最近のpostgreSQLは流石に早いですね。私の個人サーバーでも十分に働いてくれています。画面はあらゆる数値やグラフが溢れていて、若干見にくいかなとは思いますが、ある程度自分でカスタマイズできますので、こちらは後々解決できそうな感じです。
これからもzabbixチームの開発が続くことを期待して色々な情報をzabbixに集めていこうかなと考え中です。
皆様も一度使ってみてはいかがでしょうか?監視対象のマシンが沢山ある方には、設定が簡単な分オススメだと思います。