コンバージョン率は感情に左右される
今回はある記事のご紹介です。
最近の記事なので読んだことがある方もいらっしゃるかもしれないですが、
80%近いコンバージョンを達成した、Triumphの恐るべき「おねだり」機能 – Feel Like A Fallinstar
http://www.fallinstar.org/2009/05/80triumph.html
という記事。これはおもしろいですねー。
普通男性が買うことのない女性用下着を男性におねだりする。
いやはや彼女にこれを送ってこられたら僕なら買ってしまいますね。
なぜなんでしょう、なぜ買ってしまうのでしょう。
下着という本来隠されている、ある種男にとって神秘的なものをねだられて、
妙な満足感、支配感を感じることができるから?
まだ彼女ではない意中の女の子からねだられた日にはコンバージョン率100%ですね!
いいですねー。いや良い意味でね。良い意味というのもよくわからんが。
ということなんですが、この事例にも隠されたルールがあるようです。
まずこのケースでのそれぞれ立場の損得を簡単に考えてみます。
1.Triumphは商品が売れるので得。 2.おねだりした女性は下着を買ってもらえるので得。 3.おねだりされた男性は下着を実際に購入しているので損。さらに下着は女性のもの。
こう見ると男性だけが損をしているように見えますね。
でも上で話したように、男性は金銭の対価に満足感、支配感を受け取っています。
あっ一応、この考えには「僕なら」という前提がつきますので悪しからず。
続けます。本来Triumphは女性に下着を買ってもらわないといけないのです。
自分の下着を自分で買う。それは購入アクションの力はこのような計算式になると思います。
(下着が必要という気持ち)×(欲しい下着への気持ち)= (実際に下着を購入する)
普通これだけの要素でTriumphは戦わなくてはいけないわけなんです。たぶん。
今回のケースでは、この計算式にさらに、
(下着が必要という気持ち)×(欲しい下着への気持ち)×
(彼女が欲しがっている下着という男性には若干神秘的なものを買ってあげる満足感)
= (実際に下着を購入する)
という変態的な要素だが実に強力な要素が加わり、
本来の購入アクションの力は何倍にも膨れ上がります。
この計算式は下着に限らず何にでも応用できそうな気がします。
1×1で終わっていたものを、1×1×5にできる法則。
これがアフィリエイトならものすごいことですよね。
ちょっとこの話をアフィリエイトに置き換えてみましょう。
購入した男性は満足感を購入しているだけで商品はもらえない。
反対に、女性は報酬として現物を得ている。なんかものすごいことです。
本当は一般的なアフィリエイトで、購入した商品は今回の記事で言う男性のものになり、
女性は小額の報酬だけを受け取ることになりますよね。
それやのになんかおかしくないですか?
男性は商品はもらえず満足感だけしかもらえないのに、実際80%も買う人がおるという現実があるのに、
現在、一般的には男性は商品はもらえるのに、アフィリエイトで買う人が少ないというのは。
じゃ、もっと売るためには何をすればいいか?
そうですねー。購入者に仲介人との繋がりから得られる満足感もあげればいいんじゃないですか。
実際に商品を購入してくれた人に商品購入以上の満足感をあげればいい。
今って誰か買ってくれたらいいなーって感じに貼ってるだけじゃないですか。
そこにこうなんか一工夫加えて、なんか購入以上のものをあげるというかなんというか。
ここまで来ると、商売における一般論的になってきますが。
やっぱ人からお金をもらうということには商品以上にそれが大事なんですね。
まぁよくわからない感じになってきましたが、
まとめると、「買ってくれた人、申し込んでくれた人に満足感を!」ってことですか。
その満足感を与える方法が重要なんですけどね。ですので、そこを考えて下さい。
さようなら