iアプリ作成に関して去年から勉強を兼ねて記事を書いてきました。
Java初心者による携帯アプリ作成講座
この記事はdojaに関する記載でしたので、せっかく勉強するならと去年から採用されたstarプロファイルについて触れていこうと思います。
starプロファイルとは
docomoでは携帯電話用のJavaアプリケーション(iアプリ)を実現するためDojaという独自の規格を採用しました。
DojaのほかにはMIDPという規格が存在します。現在このMIDPが他キャリアではスタンダードな位置づけとなっています。
この流れからdocomoでもMIDPの規格に準拠したstarプロファイルが誕生したのです。
また、ただでは起きまいと新機能としてミニアプリ(iウィジェット)を作れる機能も備えています。
その他、Dojaが持っていた多くの基本機能を引き継いでいるようですが、ソースコードでの互換性はないので移植するは関数などの書き換えが必要になります。
dojaは今後どうなるか
今まで作ったdojaアプリはどうなってしまうのでしょうか?
starにはDoJaバイナリ互換機能 があり、再コンパイルをしなくても実行することができます。
しかし、一部制約があり待ち受けアプリケーションはstarでは利用することができません。
2008年秋ごろからstarが採用されるようになりましたが、それらの端末は同時にdojaにも対応しています。
ですので、待ち受けアプリを作成したい場合はそのままDojaアプリとして作成する必要があります。
また、既存のユーザーはdojaになりますから、現時点でiアプリを作成するならdojaで作成した方がニーズは多いでしょう。
まとめ
結局アプリを作るのはどちらで作ればいいの?
ということになるのですが、現時点で資料を確認してみて私が勝手に意見させてもらうと以下になります。
1.多くの端末で実行可能なアプリにしたい場合はDojaアプリ
2.iウィジェットを採用したい場合はStarアプリ
次回のiアプリ作成講座(star編)は開発環境構築についてです。