今回は携帯サイトとして検索エンジンに認識させるための8つのTIPSを紹介します。
PCサイトと同じように作ってそのまま公開したのでは、
検索エンジンにはそのサイトはPCサイトにしか見えません。
まず検索エンジンに、携帯サイトとして認識されなければ、
携帯サイトのところに表示されませんのでモバイルSEOどころではありません。
まず第一に携帯サイトととして認識される作りを目指しましょう。
簡単に言うと、携帯サイトっぽいことをすればいいだけです。
では、携帯サイトを思い浮かべて下さい。
思い浮かびましたか?
はい、携帯サイトっとこんな感じじゃないでしょうか?
思いついた内容をそのままTIPSにします。
1.携帯サイトっぽいタグを使う
どんなタグがあるかというと、<marquee>タグ、<br>タグ、<hr>タグなどです。
<marquee>タグはほとんど携帯でしか使わないですよね。
<br>タグもPCサイトではCSSでデザインの調整をしますので、
<br>が少ないのはPCサイトっぽいってことです。
基本的に一昔前の携帯サイトは<br>でデザインの調整をしてましたからね。
今は、携帯サイトも進化してきてCSSも使えるようになっていますが、
検索エンジンにはまだこの手法は有効なようです。
<hr>も携帯サイトに多く見られるタグですね。いっぱい使いましょう。
2.携帯サイトっぽい属性を使う
accesskey属性を使いましょう。
<a href=”/” accesskey=”0″>TOP</a>のように<a>タグに突っ込むと、
携帯の0ボタンを押すとそのアンカータグのリンク先に飛べるようになります。
携帯でよく見る手法です。これも使いまくりましょう。
3.携帯サイトを意識したサイト作り
携帯サイトはPCページのように横幅が長くないので、
携帯サイトを意識したサイト作りが求められる、と思っています検索エンジンは。
だから、カタカナとかアルファベットとか半角に出来るものは全部半角にしましょう。
4.絵文字も携帯サイトっぽい
PCではあまり絵文字を見ないですよね。
絵文字を入れるとそれだけで携帯サイトっぽくなります。
はい。使いましょう。
5.遅くなりましたが基本です
文字コードはShift-JIS。
JavaScriptは使わない。
これ基本です。携帯サイトっぽいという意味での基本です。
お願いします。
6.サイトの階層はあまり深くしすぎない
これも携帯サイトっぽさを助長するのに有効ですね。
サイトの階層をあまり深くしすぎても、
結局モバイルクローラーはあまり下の階層まで頻繁に見に行ってくれません。
今までわざわざ必須でない項目をページを遷移させて表示させていたのなら、
突っ込めるところはトップページに突っ込むと、
トップページの内部リンクも増えつつ、
階層を浅くできるのでその方がいいです。
7.Googleサイトマップをモバイル形式で出力する
Googleのサイトマップはモバイル形式での出力に対応しています。
そうです。あの<mobile:mobile />ってつけるやつです。
それでサイトマップを送信すると、レポート形式が「ケータイ」になります。
作り方はめっさ簡単です。プログラムで楽して作ってもいいですが、
基本は「.xml」で以下のような形式のファイルを作って保存し、
ルートディレクトリに置くだけです。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?> <urlset xmlns="http://www.sitemaps.org/schemas/sitemap/0.9" xmlns:mobile="http://www.google.com/schemas/sitemap-mobile/1.0"> <url> <loc>http://mobile.example.com/article100.html</loc> <mobile:mobile/> </url> </urlset>
最低限はこれだけでいけます。
この他の情報の付け方の説明は今回は割愛します。
知りたい方はGoogleのヘルプをどうぞ。このヘルプに載っていないこともいっぱいあります。
Yahooのモバイル版サイトマップはまだないようです。
8.robots.txtへの記述
上記の対策をしてもまだPCサイトのクローラーにしか認識されないという場合、
robots.txtにモバイルのクローラーしか許可しない旨を書いて、
ルートディレクトリに置いておくといいです。
ただし、これを行った場合、PCクローラーは来なくなりますのでそれを意図しない場合はご注意を。
最後の手段で。
このrobots.txtには7番で作ったサイトマップの場所をクローラーに教えたりすることもできますので、
色々使い方を探って下さい。robots.txtはGoogle、Yahooともに共通です。
User-agent: Googlebot Disallow: / User-agent: Slurp Disallow: / User-agent: Googlebot-Mobile Allow: / Sitemap: http://あなたのドメイン.com/sitemap.xml
Googlebotとだけやってると、Googlebot-Mobileも拒否することになるので注意が必要です。
Allowで許可できるみたいです。参考。
おわりに
以上、8つのTIPSを紹介しました。
今までのまとめ的な内容でTIPSってほどのものでもありませんが、
最低限これらを意識してサイトを作り検索エンジンに携帯サイトとして認識されて下さい。
ではでは。
連載記事一覧:
「実践モバイルSEO講座2|モバイルSEOのとりあえずこれだけはやって欲しい8つのTIPS」
「実践モバイルSEO講座3|自分で出来る最も効果的なたった1つの外部対策」