今回はeclipseにJ2MEの開発環境を構築します。
開発環境によって微妙に構築方法がことなりますし、ネットで調べても若干自分の環境に合わなかったりしてトライ＆エラーを繰り返す必要があります。ですので、この間作業してうまくいった方法をメモ書き程度に残します。
使用するeclipseのバージョンは3.4.1（日本語パッチ無）です。
インストール
JDK ver.1.3.1
Eclipse ver.3.4.1
J2ME Wireless Toolkit 2.1
JDKとJ2MEはMIDPアプリ作成講座第2回で解説しましたので省きます。
では、早速eclipseのインストールです。
http://www.eclipse.org/downloads/
↑ こちらからファイルをダウンロードします。
ダウンロードした圧縮ファイルを任意の場所に解凍します。
私の場合は[C:\Program Files\eclipse]に解凍しています。
これでeclipseのインストールは終了です。
J2MEの開発環境を構築する
次にeclipseにプラグインを登録します。
[eclipseメニュー]->[Help]->[SoftwareUpdate…]->[Available Softwareタグ]を選択します。
そこから[AddSite..]を選択して「http://www.eclipseme.org/updates/」を入力します。正しく入力できればチェックボックスにチェックをいれて[Install..]を選択すれば無事プラグインがインストールされます。
次にJ2ME Wireless Toolkitの紐付けとデバイスを登録します。
[eclipseメニュー]->[Window]->[Preferences]を選択します。
そこに[J2ME]というのが出来ているはずですので、選択しWTK Rootに「C:\Program Files\WTK2.5.2」 ※J2ME Wireless Toolkitをインストールしたフォルダを設定します。
次に先ほどのJ2ME以下の階層にあるDevice Managementを選択し[Import..]を選択います。Specify search directoryに「C:\Program Files\WTK2.5.2」と入力します。 ※J2ME Wireless Toolkitをインストールしたフォルダを設定します。
出てきた一覧を全選択して[Finish]をクリックすればデバイスの登録が始まります。
J2ME用にデバッグを設定する
ここまでで開発環境は終了です。
しかし、このままでは何故かデバッグで大量のエラーが出現します。
そこで、少しデバッグの設定を緩めます。
[eclipseメニュー]->[Window]->[Preferences..]->[Java]->[Debug]を選択
[Open popup when suspended on excption]のチェックをはずす。
[Debuger timeout (ms)]を「15000」に増やす。
以上で設定は終了です。これで開発環境は整ったはずですが、うまくいかなかったときは頑張ってください！
次回からのMIDP講座はeclipseを使用して進めていこうと思います。
