モバイルSEOを考えたキャリア別ユーザーエージェントの振り分け

By nakamura - 09/02/08 - このエントリをはてなブックマークに追加このエントリをYahoo!ブックマークに追加このエントリをdel.icio.usに追加このエントリをFC2ブックマークに追加

携帯にはキャリアが存在します。
通常、キャリアごとにサイトを作り分けて、それぞれに合わせた形でサイトを表示することで、より綺麗に表示させることが出来ます。
ドコモであればドコモ用のサイトへ、auであればau用のサイトへ、ソフトバンクでももちろん同様です。

では、その振り分けはどのようにして行うのか。
一つはユーザーエージェントから判断することが出来ます。ドコモであれば「DoCoMo/2.0 (機種名)」、auであれば「KDDI-SA24 UP.Browser/6.0.8.2」、ソフトバンクは「SoftBank/1.0/910T/TJ001」等です。
もう一つの方法として、IPアドレスで振り分ける方法もあります。
ユーザーエージェントは偽装出来てしまうものなので、IPアドレスで振り分けるほうが正確と言えるかもしれません。
IPアドレスは、ドコモであれば「xx.xx.xx.10~19」、auは「yy.yy.yy.20~29」、ソフトバンクは「zz.zz.zz.30~39」。

ここで一つ問題が出てきます。
検索ロボットは上記のユーザーエージェントでもIPアドレスでもないため、携帯だけの振り分けを考えていると検索ロボットが来てもサイトを閲覧出来なくなってしまいます。
そこで、キャリアの振り分け以外に、ロボットを振り分けるプログラムを入れます。
ただし、検索ロボットのIPアドレスはたくさんあり、しかもいつ変更されるかもしれないため、検索ロボットの振り分けを判断するにはユーザーエージェントを使用します。
Googleのロボットであれば、「Googlebot-Mobile」という単語が含まれています。また、検索ロボットは最初にPCのロボットがアクセスした後に携帯用のロボットが来ることもあるので、PC用のロボットも振り分けれるようにする必要があります。