最終的にはお気に入りの本の紹介を書いた記事です。
昨今、よく耳にするデータマイニングという言葉。
個人的にこの技術にすごい興味がありまして、
さらに今後の将来性も高い分野と言われていることもあり、
探り探り勉強を始めました。
ここ最近の不況の影響で、企業が広告費を軒並みカットしているとあちらこちらで聞きます。
WEBそのもの自体が広告なので、私たちWEB業界の人間はこの時代の格好の餌食になる恐れがあります。
では今後はどう進むべきなのでしょうか。
あくまでも個人的なひとつの見解なのですが、
このデータマイニングという技術がそれらを救う可能性があると私は思います。
昔から存在するビジネスモデルだとは思いますが、
この不況の時代になり一際輝き始めたビジネスモデルをどこかの記事で読みました。
価格ドットコムの収益モデル
自分が欲しいものを一番安い値段で見つけられるサイト。
その記事に書いてあった収益モデルは、
価格ドットコムは、サイト内に載っている店舗サイトにユーザーを誘導して、
ユーザーは店舗サイトで買い物をする。
そこで店舗に利益が上がれば、価格ドットコムにバックが入る。
今更ながらですが素晴らしい収益モデルです。
なぜかというと、
誰も損していない
ユーザーは一番安いものを手に入れられる。
店舗は商品が売れる。
価格ドットコムはバックが入る。
なんかすごい平和な世界じゃないですか。
この不況にあっても、いや不況だからこそ秀逸さが際立つモデルです。
では、ここで本題に入りますが、
データマイニングという技術はそれらをさらに際立たせる技術です。
ユーザーが今まで認識していなくて、もし認識していれば欲しいと思っているであろうものを、認識させることができる技術。
Amazonで使われている、この商品を選んだ人はこの商品も選んでいますよ、というようなオススメができる技術。
データベース資産が今後重要といわれる中で、そのデータベースを極限まで人工知能的に最適化できる技術とも言える、
それがデータマイニング
いかにユーザーが知らなかったもので、欲しいと思うものを提案できるか。
その提案に悪はどこにもない。みんなが得すればさらに時代は円滑に進む。
人間の脳で考えたマーケティングでは計り知れなかった、
とても鋭角で誰も損しない提案がビシバシできる。
そんなデータマイニングについて、初学者でも明瞭に理解できる本があります。
それがこちら、「集合知プログラミング」。
とても興味深くて、実に面白い。
本のタイトルが格好良いのはさることながら、取り扱っている内容がとても面白かった。
さらに電車で読むと頭が良さそうな人に見えるというおまけ付。
言語はPythonで書かれていますが、Pythonを知らない人でも分かるように書かれているので、
ご安心下さい。
私はオライリーの回し者でも、Amazonのアフィリエイトで儲けようとも思っていません。
この記事を読んで興味が出てきた方、前から興味があった方、興味がない方。
是非とも一度この本を読んでみて下さい。とても素晴らしく面白い技術です。
オススメ。
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