Java初心者による携帯アプリ作成講座その1::DojaでHellow Worldと表示する

By uchida - 08/10/24 - このエントリをはてなブックマークに追加このエントリをYahoo!ブックマークに追加このエントリをdel.icio.usに追加このエントリをFC2ブックマークに追加

今週からJavaApletを使用したアプリケーションについての記事を書いていきます。
今回使用する開発環境は以下の通りです。

Java 2 Platform
DoJa-5.x(iモード向け開発環境)

Javaをインストール

まずJava開発環境をダウンロードします。
Java 2 Platformとはjavaをコンパイルして端末で実行可能なファイルにするソフトウェア群です。
iアプリの開発をするには「Java2 SE ver.1.4.2」以降が必要になります。
Sun microsystemsから無償でダウンロードすることができます。
こちらから→ダウンロード
JDK(Java Developers Kit)の最新バージョンをダウンロードします。

また、Javaを開発するにあたり、とても重要なのがドキュメントです。
これを見ながらの開発になると思います。
こちらから→ダウンロード

次にJavaをインストールします。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックします。
インストーラが立ち上がりますので、画面にしたがってインストールを進めます。
途中インストール先の指定があります。
こちら初期値のままでインストールして問題はありませんがインストール先は覚えておきましょう。

インストールが終わりましたら次はJavaにパスを通してあげます。
Windowsの場合、環境変数というものがありますので、そちらを設定します。
画面左下のスタートメニュー→(「設定」→)「コントロールパネル」→「システム」と選択します。
ダイアログボックスが表示されますので、「システムの詳細設定」を選択し環境変数を選びます。

ユーザー環境変数・システム環境変数とがありますので、ユーザー環境変数に値を追加します。
JAVA_HOME C:\Program Files\Java\jdk1.6.0_10
PATH %JAVA_HOME%\bin
CLASSPATH .;%JAVA_HOME%\lib\tools.jar

JAVA_HOMEとは環境変数で使用する変数になります。
こちらに先ほどインストールした場所を設定します。

動作確認を行うにはコマンドプロンプトに「java」と入力してオプション説明がでるかで確認できます。

最後にJavaドキュメント圧縮ファイルを解凍し、適当な場所に移して完了です。

Dojaをインストールする

Dojaとはドコモのiアプリを作成する開発環境です。
この中にiアプリライブラリ・基本部分などが含まれます。
また、作成したプログラムの実行テストも行うことができます。
こちらから→ダウンロード

Dojaのインストールはいたってシンプルです。
今回はデフォルトの設定のみにします。(別の開発環境を入れる場合の解説は後日行います)
支持に従いインストールを進め最後に「外字設定」のダイアログが表示されます。
これはドコモ携帯の外字をどのように登録するか設定するもので、初期値のままでダイアログを閉じてください。

これで、ひとまず開発環境が整いました。

さっそく恒例のHellow Worldを表示してみましょう。

スタートメニューにDojaが追加されていますので、起動させます。
プロジェクトを階層化させたエクスプローラ状のウィンドウと携帯電話のエミュレータが表示されます。
まず、プロジェクト新規作成を押して、プロジェクト名「HellowWorld」と指定するといiアプリの雛形が作成されます。
プロジェクト下のsrcフォルダにプロジェクト名と同じjavaファイルが作成されますので、そちらを開きます。

/*
 * HellowWorld.java
 *
 * DATE : 2008/10/23 09:27
 */
import com.nttdocomo.ui.IApplication;
import com.nttdocomo.ui.Display;
import com.nttdocomo.ui.Panel;
import com.nttdocomo.ui.Frame;
import com.nttdocomo.ui.Graphics;

/**
 * HellowWorld
 *
 * @author NAME
 */
public class HellowWorld extends IApplication {

    public void start(){
        Dialog _dialog=new Dialog(Dialog.DIALOG_INFO,"Hellow");
        _dialog.show();
        terminate();
    }
}

javaファイルを上のコードで上書きします。
Dojaウィンドウのビルドボタンを押してコンパイルします。
コンパイルが終了すると、プロジェクト下のbinフォルダに実行形式のファイルが作成されます。

Download.html           <--ダウンロードページ
HellowWorld.jam         <--iアプリ実行ファイル
HellowWorld.jar          <--java実行ファイル

こちらを全てサーバーにアップロードすれば携帯からでも確認することが出来ます。
また、Dojaで起動すれば、エミュレータから動作確認出来ます。