コーディングに使う言語

By fukumoto - 08/09/11 - このエントリをはてなブックマークに追加このエントリをYahoo!ブックマークに追加このエントリをdel.icio.usに追加このエントリをFC2ブックマークに追加

携帯サイトをコーディングする

携帯サイトも当然WEBサイトですから、根幹の部分にはコーディングが必要になります。
こんなに進化した時代ですから、別にコーディングなんかしなくても、
簡単に携帯サイトを作ることはできますが、コーディングから何もかもすべてを自分で作ることで、
画一化された携帯サイトを脱して、自分だけのオリジナリティに溢れたものを作ることができます。
 

じゃあ、自分で1からコーディングして、携帯サイトを作ってみよう!
 

と、思い立ってはみたものの、いざ作ろうとした時に、
色んな疑問が湧いてきて一歩を踏み出せずにいる人が多くいます。
 

PCサイトとコーディングの仕方が違うのか?
携帯サイト特有の制約があるのか?
どんな風にコーディングすれば携帯サイトっぽくなるのか?
 

などなど、そんな携帯サイトのコーディングについて、今日から色々と書いていきます。
 

モバイルサイトの言語は?

まず、やっぱり一番始めに気になるのは言語でしょう。
PCサイトではHTMLやXHTMLあとCSSとか、
思う存分使いたいものを気にせず使えますよね。
 

じゃあ携帯サイトはどうなんでしょう?
 

結論から言うと、現在はそれほど違いはなく、
今まで使っていたマークアップ言語で記述ができます。
しかし、あくまでも携帯用サイトとであるということと、携帯キャリアは1社だけではないので、
 

それぞれのキャリアごとに独自の拡張や制約があります。
 

とりあえずは携帯サイトなので、CHTML(携帯電話やPDAなどの携帯情報端末向けのコンテンツ記述言語。

HTMLの携帯サイト版)で記述しておけば、殆どの端末で表示させることができます。

しかし、携帯電話の機能自体進化して、目の肥えた利用者だらけのこの時勢には、

携帯サイト用のCHTMLでは表現力はもとより全然ついていけません。

さらにPCでは当然となっているCSSの活用などもできません。

また、HDMLは、auの昔の端末向けの仕様になっているので、
わざわざ学習してまで使う必要はありません。
 

じゃあ何を使って書けばいいのか?
 

現在の主流

現在の携帯の主流になっている3G端末以降であれば、
 

XHTML+CSSでの制作が可能です。
※ただし、ごく初期のFOMA21xxシリーズでは使えません。詳しくは下記一覧表を見てください。
FOMA210V以前の携帯がXHTMLに対応していないことが分かります。
→ iモード対応機種 対応コンテンツ・機能一覧
 

基本的にページの作成には、HTMLかXHTMLを使いますが、

HTMLは仕様自体が古くなってきて標準化の流れはXHTMLに傾いています。

各キャリアの今後出荷される携帯端末もXHTML対応機種であるため、

大規模なサイトで新旧一緒くたのユーザーと勝負しなければいけない場合以外は、

XHTMLでページを記述することをおすすめします。

ただ、docomoの場合、ほとんど独自のCSS(インラインのみの対応)

になっているので、上記のような汎用サイトの作成には現状は向いていません。

下記に、各キャリアによる仕様の違いを載せておきます。
 

XHTMLを使用する上での、各キャリアの仕様の違い
 

DOCTYPE宣言の比較
 
●DoCoMo

<!DOCTYPE html PUBLIC “-//i-mode group (ja)//DTD XHTML i-XHTML(Locale/Ver.=ja/1.0) 1.0//EN” “i-xhtml_4ja_10.dtd”>

<!DOCTYPE html PUBLIC “-//i-mode group (ja)//DTD XHTML i-XHTML(Locale/Ver.=ja/1.1) 1.0//EN” “i-xhtml_4ja_10.dtd”>

<!DOCTYPE html PUBLIC “-//i-mode group (ja)//DTD XHTML i-XHTML(Locale/Ver.=ja/2.0) 1.0//EN” “i-xhtml_4ja_10.dtd”>
 

●au

<!DOCTYPE html PUBLIC “-//OPENWAVE//DTD XHTML 1.0//EN” “http://www.openwave.com/DTD/xhtml-basic.dtd”>
 

●SoftBank

<!DOCTYPE html PUBLIC “-//JPHONE//DTD XHTML Basic 1.0 Plus//EN” “xhtml-basic10-plus.dtd”>
 

Content-Type
 
●DoCoMo

application/xhtml+xml
 

●au

text/html

application/xhtml+xml
 

●SoftBank

text/html

application/xhtml+xml
 

CSS
 

DoCoMoがインラインのみの対応のためstyle=””のように指定しないといけません。
 

その他
 

Content-Lengthが必須

文字コードはShift_JIS
 

XHTML関連
 

要素/属性は小文字

空要素以外のタグは省略不可

属性の省略不可
(例) <input type=”checkbox” name=”hoge” value=”abc” checked=”checked” />
 
 

キャリアごとにこんな違いがあるそうです。

今回は携帯サイトのコーディングに使う言語について色々書きました。

では、今回はこんなところで。
 
 

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参考にさせて頂いたサイト
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DoCoMo

http://www.nttdocomo.co.jp/service/imode/make/content/xhtml/
 

au

http://www.au.kddi.com/ezfactory/tec/spec/xhtml.html

http://www.au.kddi.com/ezfactory/xhtml.html

 

SoftBank

http://developers.softbankmobile.co.jp/dp/tool_dl/web/tech.php
 

ウノウラボ
http://labs.unoh.net/2006/12/xhtml.html
 

携帯サイト必勝のプロセス
http://jazzfunk.heteml.jp/mobile/2008/06/post-3.html
 

携帯サイトnet
http://www.keitai-site.net/sakusei/