携帯サイトでも最近mixi、モバゲーを始め「かんたんログイン」機能が付いているサイトが増えてきました。
一度かんたんログインを使い始めると今ままでのようにID、パスワードでログインする方法は面倒に感じてしまい
もうID、パスワード入力なんて使えません。
今回はそんな便利な「簡単ログイン」について説明します。
簡単ログインには内部的な処理では「個体識別番号」という端末に付いている番号を使用します。
携帯端末には一台一台「個体識別番号」という番号が割り振られており、
この番号を取得することによってユーザーがアクセスしてきた時に認証の判断を行ないます。
個体識別番号のパラメータの取得方法は各キャリアによって異なります。
docomo(mova)
携帯・自動車電話
本属性をAタグもしくはFORMタグの中に追加すると、アクセスした携帯電話の製造番号をサーバに送信します。
ただし、utn指定時のアクセスについては、その都度利用者に対し確認画面を表示します。
送信される製造番号(11桁のユニークな英数字)はユーザエージェントの末尾に追加して送信します。
ユーザエージェントフォーマット
DoCoMo/1.0/X503i/c10/ser***********
製造番号フォーマット
ser***********
(ser:固定、***********:製造番号)
docomo(FOMA)
本属性をAタグもしくはFORMタグの中に追加すると、アクセスした携帯電話の製造番号とFOMAカード製造番号をサーバに送信します。
ただし、utn指定時のアクセスについては、その都度利用者に対し確認画面を表示します。
送信されるFOMA端末製造番号(15桁のユニークな英数字)および
FOMAカード製造番号(20桁のユニークな英数字)はユザエージェントの末尾に追加して送信します。
FOMA端末製造番号のみ、もしくはFOMAカード製造番号のみの送信はできません。
ユーザエージェントフォーマット
DoCoMo/2.0 YYYY(c10;serXXXXXXXXXXXXXXX; iccxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx)
FOMA端末製造番号フォーマット
serXXXXXXXXXXXXXXX
ser:FOMA端末個体識別子
XXXXXXXXXXXXXXX:FOMA端末製造番号(15桁の英数字)
FOMAカード製造番号フォーマット
iccxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
icc:FOMAカード個体識別子
XXXXXXXXXXXXXXXXXXXX:FOMAカード製造番号(20桁の英数字)
au ※サブスクライバID
ユーザが設定していれば「HTTPヘッダのHTTP_X_UP_SUBNO」に端末情報を載せて送信します。
HTTPヘッダのHTTP_X_UP_SUBNOから取得でき、AUの場合EZ番号(サブスクライバID)といいます。
EZ番号(サブスクライバID)
xxxxxxxxxx_xx.ezweb.ne.jp
SoftBank ※端末シリアル番号
*************の部分が端末シリアル番号になります。
SoftBank C型端末
なし
SoftBank P4型端末
製造番号「/SN(11桁英数字)」
J-PHONE/4.0/J-XX00/SN***********
SoftBank W5型端末
製造番号「/SN(15桁英数字)」
J-PHONE/5.0/V801xx/SN***************
SoftBank 3GC型端末
製造番号「/SN(15桁英数字)」
Vodafone/1.0/V904SH/SHJ001/SN*************** SoftBank/1.0/910T/TJ001/SN***************
これらの情報を元に次回は個体識別番号のPHPでの取得の実例を紹介します。