「簡単ログイン」を使った認証

By nakayama - 08/09/09 - このエントリをはてなブックマークに追加このエントリをYahoo!ブックマークに追加このエントリをdel.icio.usに追加このエントリをFC2ブックマークに追加

携帯サイトでも最近mixi、モバゲーを始め「かんたんログイン」機能が付いているサイトが増えてきました。

一度かんたんログインを使い始めると今ままでのようにID、パスワードでログインする方法は面倒に感じてしまい

もうID、パスワード入力なんて使えません。

今回はそんな便利な「簡単ログイン」について説明します。

簡単ログインには内部的な処理では「個体識別番号」という端末に付いている番号を使用します。
携帯端末には一台一台「個体識別番号」という番号が割り振られており、

この番号を取得することによってユーザーがアクセスしてきた時に認証の判断を行ないます。

個体識別番号のパラメータの取得方法は各キャリアによって異なります。

docomo(mova)

携帯・自動車電話

本属性をAタグもしくはFORMタグの中に追加すると、アクセスした携帯電話の製造番号をサーバに送信します。

ただし、utn指定時のアクセスについては、その都度利用者に対し確認画面を表示します。

送信される製造番号(11桁のユニークな英数字)はユーザエージェントの末尾に追加して送信します。

ユーザエージェントフォーマット

DoCoMo/1.0/X503i/c10/ser***********

製造番号フォーマット

ser***********

(ser:固定、***********:製造番号)

docomo(FOMA)

本属性をAタグもしくはFORMタグの中に追加すると、アクセスした携帯電話の製造番号とFOMAカード製造番号をサーバに送信します。

ただし、utn指定時のアクセスについては、その都度利用者に対し確認画面を表示します。

送信されるFOMA端末製造番号(15桁のユニークな英数字)および

FOMAカード製造番号(20桁のユニークな英数字)はユザエージェントの末尾に追加して送信します。

FOMA端末製造番号のみ、もしくはFOMAカード製造番号のみの送信はできません。

ユーザエージェントフォーマット

DoCoMo/2.0 YYYY(c10;serXXXXXXXXXXXXXXX; iccxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx)

FOMA端末製造番号フォーマット

serXXXXXXXXXXXXXXX

ser:FOMA端末個体識別子

XXXXXXXXXXXXXXX:FOMA端末製造番号(15桁の英数字)

FOMAカード製造番号フォーマット

iccxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx

icc:FOMAカード個体識別子

XXXXXXXXXXXXXXXXXXXX:FOMAカード製造番号(20桁の英数字)

au ※サブスクライバID

ユーザが設定していれば「HTTPヘッダのHTTP_X_UP_SUBNO」に端末情報を載せて送信します。

HTTPヘッダのHTTP_X_UP_SUBNOから取得でき、AUの場合EZ番号(サブスクライバID)といいます。

EZ番号(サブスクライバID)

xxxxxxxxxx_xx.ezweb.ne.jp

SoftBank ※端末シリアル番号

*************の部分が端末シリアル番号になります。

SoftBank C型端末

なし

SoftBank P4型端末

製造番号「/SN(11桁英数字)」

J-PHONE/4.0/J-XX00/SN*********** 

SoftBank W5型端末

製造番号「/SN(15桁英数字)」

J-PHONE/5.0/V801xx/SN*************** 

SoftBank 3GC型端末

製造番号「/SN(15桁英数字)」

Vodafone/1.0/V904SH/SHJ001/SN*************** 

SoftBank/1.0/910T/TJ001/SN*************** 

これらの情報を元に次回は個体識別番号のPHPでの取得の実例を紹介します。